8月19日、カービィカフェ東京で出されるメニューが確定しました。ここではメニューに関する予想ではなく、大阪で出たメニューとの相違点・共通点を比較し、東京で出されるメニューがどういうものなのか分析したいと思います。
簡単な比較
カービィカフェ大阪とカービィカフェ東京で出るメニューを簡単に比較した表です。
デデデ大王の超まんぷくプレートが山盛りピザとなり、パフェがアフォガートに、オレンジオーシャンジュースがオレンジオーシャングラニータに変更されています。メニューだけを見るとこれだけの違い(と言っても20%が変更されてますが)となりますが、メニューの説明文まで検証対象を拡大すると大きな違いが見えてきます。
詳しい比較
対象範囲が多いため、メニューごとに行っていきます。掲載する写真は左から大阪、東京です。同じものが使われている場合は1枚でまとめています。
ウィスピーウッズのグリーングリーンズプレート
盛り付ける容器が違っていますが、ここではメニューの説明文を比較していきます。
大阪は
全粒粉のパンに、ブラックオリーブとソーセージを添えたワンプレート。自家製ハンバーグと白身魚のフライも加え、バランスよく仕上げました。
となっていますが、東京は
イタリアのパン「フォッカッチャ」にブラックオリーブとソーセージを添えたワンプレート。自家製ハンバーグと白身魚のフライも加え、バランスよく仕上げました。
とパンの種類が異なっています。この「イタリア」というキーワードとは最後までお付き合いすることになります。
カワサキの気まぐれでマンゴーがゴロッと入っちゃった冷製フルーツパスタ
大阪は
イタリア産生ハムとマンゴーを贅沢に使用し、バジルソースを添えた冷製フルーツパスタです。
東京は
イタリア産生ハムとマンゴーを贅沢に使用し、イタリア産ドライトマトとマンゴーのビネグレットソースで仕上げた冷製フルーツパスタです。
となっています。トマトがイタリア産に、バジルソースがビネグレットソースに変わっています。
マキシムトマトのカップスープ
大阪は
トマトやセロリをベースにした、暑い夏にうれしい冷製スープです。「M」の部分はシュー生地(プレーン&ココア)で表現しました。
東京は
トマトと桃をベースにした、暑い季節にうれしい冷製スープです。「M」の部分はバルサミコ&ポテトで再現しました。
となっています。ベースの一部のトマト以外は全部変更されています。
夢の泉スパークリングカクテル(ノンアルコール)
大阪は
夢の泉の彩りを、スイカのシロップとブルーキュラソーで表現しました。甘く涼しく、記憶に残る風味をお楽しみください。
東京は
夢の泉の彩りを、ピンクグレープフルーツシロップとブルーキュラソーで表現しました。甘く涼しく、記憶に残る風味をお楽しみください。
となっています。シロップがスイカからピンクグレープフルーツに変更されています。
東京限定メニュー
今度は東京限定メニューについて調べていきます。結論から言ってしまうとしつこいほど「イタリア」が出てきます。
デデデ大王の山盛りピザ
縁の部分までふっくらモチモチな、ピザ窯で作った本場ナポリ風ピッツァ。お好みで、マッシュポテトにミートソースを閉じこめたマウントデデデを崩しながらお召し上がりください。
メニューでは「ピザ」ですが、説明では「ピッツァ」、イタリアでの呼び方はあくまでも維持するという姿勢が感じられます。ナポリ・ピッツァはピッツァの縁の部分がふっくらしていることが特徴です。
メタナイトが起きがけにいきなり食べてるアフォガート
バニラアイスに本場イタリアのエスプレッソをかけてお召し上がりいただく、イタリア語で「溺れた(アイス)」という名のドルチェです。
ドルチェというのは「魅力的で色鮮やかなケーキやお菓子やデザート類」を意味します。
オレンジオーシャングラニータ
イタリアの暑い夏によく飲まれているグラニータ(フローズンドリンク)をオレンジ&マンゴー味で仕上げた、甘酸っぱく爽やかなドリンクです。
写真は大阪の「オレンジオーシャンジュース ヨーグルトムース添え」と変わりませんが説明が少々違います。グラニータは日本で言うかき氷のような扱いを受けることもありますが、写真を見る限り、シロップやジュースを混ぜ加えて冷凍させたものと考えたほうが適切かも知れません。
プププチーノ
イタリアで焙煎したコーヒー豆を使ったエスプレッソに、たっぷり泡立てたミルクを加えました。お砂糖を加え、よく混ぜてお召し上がりください。
「イタリア」で焙煎したコーヒー豆を使ったエスプレッソです。
ここまでメニューを見てきましたが、東京限定メニューはイタリア、或いはそこと関係する地名を説明文に加えています。何故、そこまでイタリア推しなのか。それはカービィカフェ東京の運営母体が関係しています。
運営母体はフォルトゥーナ
カービィカフェ東京の会場、カフェテリア・フレッツァはバール・デルソーレの提携店舗として出店されます。
また、カービィカフェ東京会場(東京スカイツリータウン・ソラマチにオープン予定「カフェテリア・フレッツァ」)は、イタリア本国のイタリアエスプレッソ協会から“本物のイタリアン・エスプレッソを飲めるお店”として、日本国内で初めて認定されたイタリアンバール“バール・デルソーレ”の提携店舗です。
求人募集は株式会社フォルトゥーナから出されていましたが、このフォルトゥーナという名称はバール・デルソーレの商号として用いられています。ですのでフォルトゥーナ=バール・デルソーレと認識して問題はないと思います。ここではフォルトゥーナで統一しています。
このフォルトゥーナという会社は、公式サイトを見れば分かりますが以下の様な企業理念を掲げています。
- 私たちは、『豊かなコミュニケーションスタイル』を提案します。
- 私たちは、イタリアをテーマにした『飲食・コミュニケーションの
機会』を創造します。 - 私たちは、イタリアの街や食文化の象徴である『バールの普及』に 情熱を注ぎます。
- 私たちは、『日本とイタリアの文化の架け橋』として活動します。
- 私たちは、『皆様に愛されるコミュニティ』を目指し、『地域や社会に貢献』します。
先ほどのカービィカフェ運営を担当するスパークルのプレスリリースからも分かる通り、この会社はイタリアを重視しています。東京限定メニューでピザ、エスプレッソ、アフォガート、グラニータが追加され、グリーングリーンズプレートでパンがフォッカッチャに、冷製フルーツパスタのトマトがイタリア産に変わるのはそれが理由でしょう。
Ex.カービィのふわふわパンケーキ
記事の公開時は気づきませんでしたが、カービィのふわふわパンケーキが大阪と東京では写真が全然違っています。
見ての通り、カービィの顔を表現するものの材質が大きく変化しています。カービィ総合スレ172、スレ番号473では「クリームから練り込み」に変化しているという指摘もありました。
カービィカフェ大阪の会場、カフェ ラ・ポーズはパンケーキが名物ですのでそれらを再現するのはフォルトゥーナでは困難だった証拠と言えます。実際、筆者が「カービィカフェ東京でパンケーキは出ない」と予想したのはそれが理由でした。
ともかく、カービィのふわふわパンケーキについては、名前は同じでも別物と捉えたほうが適切だと思います。