Papen's Piling

主にコンシューマーゲーム会社を調べる所

Twitterアカウントが凍結されました

題名の通りです。連絡が遅れましたこと、お詫び申し上げます。

新しい連絡先はこちらです。

twitter.com
(こちらでエラーが出る場合は、スマートフォンでは下、PCでは右にあるプロフィール画面からフォローして下さい。)


異議申し立てなどは行っていますが解除の見込みもなく、長年使い続けてきて管理が面倒になってきましたため、新しいアカウントでやっております。
(WaCはWatching and Collectingの略です)

仮に復旧したとしても前のアカウントは使用しない方向のため、ご認識のほどよろしくお願いいたします。

また、一度凍結された人は再度の凍結リスクも高まるという話は聞いておりますため、より"まともな"話はDiscord上に展開することが増加すると思われます。Discordではゲームスタッフ研究会(G.S.L)というサーバーで情報展開、書置きなどを行っています。質問なども受け付けていますのでご自由にご参加ください。見てるだけでも全然大丈夫です。

discord.gg

  • Discordに情報展開、書置き
  • noteにオピニオン系など主観により着目した記事
  • はてなブログにデータを用いた記事

という展開は今後も変わらないかと思います。


今後とも宜しくお願い致します。

日本のコンシューマーゲーム会社の学歴は?

昨今のコンシューマーゲーム会社における社員の学歴がどうなっているのか。実情がよく分からないため調べました。

元々は切り抜きで流れてきた「ゲーム会社に入るにはどうすればいいですか⇒ゲーム専門学校は無駄です」みたいなもの(リンクは貼りません)に対して、そもそも実情がよく分からないから調べようと言うのがスタートです。

 ちなみにいくつか条件がございます。

  1. 入社は2000年代からスタートです。そのため「皆様がよく知る開発者」は対象ではありません。
  2. 具体的にどなたがどんな学歴かはお伝えしません。
  3. タレコミや根拠不明の噂は用いていません。現在でも第三者が検証可能な情報を用いて判断しています。
  4. 100%正確ではありません。卒業年と入社年の比較やインタビューの内容確認、業務内容と研究内容の類似など様々な部分で検証していますが確実ではありません。同姓同名の可能性も排除できていません。
  5. 大学名は正確ではありません。学校まではなんとかなりますが、学部学科は年を経て変わりますため参考情報と捉えて下さい。
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【考察】2021→2022のモノリスソフトの変化について

2023年01月03日に『ゼノブレイド2』から『ゼノブレイド3』までのモノリスソフトの変化を見る記事を作成しました。その翌日にモノリスソフトが自社のデータを更新しました。私が記事で使ったデータは2021年12月版。今回2022年12月版が誕生し、色々変わっています。

今回はその変化を見ていきます。マシュマロへの返信のため分量は少ないです。

頂いたマシュマロ

『ゼノブレイド2』から『ゼノブレイド3』までの変化についてはこちらからどうぞ。
www.papenspiling.com

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【考察】ゼノブレ2→ゼノブレ3におけるモノリスソフト開発体制の変化

新年あけましておめでとうございます。今年ものんびりとやっていきます。

さて、今回は『ゼノブレ2』から『ゼノブレ3』への変化を主軸にお話ししていきます。
2017年に『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』『ゼノブレ2』を出し一躍有名になったモノリスソフトが、『ゼノブレ3』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に関わる、いわば2週目に入りましたのでここで制作体制がどうなっているのか見ていきます。

先に申し上げますが、パートナー企業については特に言及しません。正直な所『ゼノブレ2』から大きな変化がないからです。こちらの『ゼノブレ2』のページをベースにしたままで問題ないとは思います。
www.papenspiling.com

<忙しい人向けまとめ>

  • 2017年は150人程だったモノリスソフトは、2021年12月時点で273名を抱える企業に。
  • 各職種の人数がおおよそ判明。プログラマーは42名、プランナーは48名、アーティストは143名。開発その他は21名。
  • プランナーはField Plannerが『ゼノブレ2』から4倍に増加。
  • 新たなプランナーの多くはMobyGamesにも情報がなく、若手の可能性大。
  • プログラマーは任天堂への依存を大きく減らし、モノリスソフトで24名+任天堂からの応援5名と自社中心で回している。
  • アーティストは大きな変動はないが、UI Art Designerの新設やScript Eventの整備など強化している部分も見える。
  • 開発その他はテクニカルアーティスト。第二プロダクションとして位置づけられ、半数が『ゼノブレ3』に参加。
  • 各職種の人数と『ゼノブレ3』参加者を比較すると、プログラマーは59%、プランナーは64%、アーティストは40%、開発その他は47%。これらを踏まえると新作の開発はある程度進んでいる可能性あり?

<追記>
データで見るモノリスソフトが更新され2022年12月時点のデータとなりましたが、本記事は2021年12月のデータのままとします。特に結論が変わらないためです。ただ、参考として画像は載せておきます。2021年12月~2022年12月の変化については後に記事にします。

モノリスソフト(2022年12月)
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【考察】『スカーレット・バイオレット』のスタッフを見てみよう

今回は2022年11月18日に発売された『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、『SV』と呼称)のスタッフリストを見ていきます。本作については様々な視点から既に語られていますが、開発体制についての言及は少ないです。スタッフリストから何が分かるのか、見ていきましょう。

<忙しい人向けまとめ>

  • 重複含めてカウントすると1040名、ゲームデザイン、プログラミング、アートの合計で702名。これは世界でもあまり見ない規模
  • ゲームデザイン、プログラミング、アートの40%程のスタッフは『アルセウス』にも参加。ディレクターは68%、リードは80%が参加しており、『アルセウス』との並行開発説が非常に濃厚。
  • 『SV』の安定性は『アルセウス』と『SV』という全く違う作品を並行開発する負担が原因?
  • プログラミングの体制が『アルセウス』と比べやや煩雑に感じる
  • UIセクションの誕生
  • 協力会社は44社。特定の分野のみ関与する企業、幅広く携わる企業と多様。
  • ディレクターにはSIEジャパンスタジオの元スタッフやバンナム社員も参加。これまでの履歴が確認できないリードもいる(→関係会社からの採用?)
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【考察】『ゼノブレイドDE』のスタッフを見てみよう

2020年に発売された『ゼノブレイド Definitive Edition』のスタッフリストを見ていきます。『ゼノブレイド3』がmoby gamesでまとめられる前にゼノブレイドシリーズがどうだったか復習しておきたいため作成しました。

<忙しい人向けまとめ>

  • ゲームデザイン、プログラミング、アート合計で145名『ゼノブレイド』シリーズでは過去最少の規模
  • ゲームデザインは10名中『ゼノブレイドクロス』経験者が4名、過去作不明の方が3名。
  • プログラミングは18名中『ゼノブレイドクロス』経験者が9名、過去作不明の方が3名。
  • アートは全体で117名。Graphics、Graphics Support、Cutscenes、Motion Captureの4セクション。
  • Graphicsは41名中『ゼノブレイド2』経験者が25名、過去作不明の方が3名。
  • Graphics Supportは26名中、『ゼノブレイド2』経験者が10名
  • Cutscenesは42名中、『ゼノブレイド2』経験者が20名。『ゼノブレイド』経験者も13名いる。
  • Motion Captureは9名中、『黄金の国イーラ』経験者が5名
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