2017年7月4日に発売された、『カービィのすいこみ大作戦』。今作のスタッフリストを覗くと前作に当たる『みんなで!カービィハンターズZ』のそれと奇妙な一致点がありました。今回はそのことについて書き記していきます。題名の通りですが。ちなみに『すいこみ大作戦』のゲーム内容については全く言及しませんのでネタバレはないと思います。*1
スタッフは8割同じ
スタッフを列挙するのも大変ですので、こちらの画像をご覧下さい。
この画像は、『カビハンZ』『すいこみ大作戦』片方に関わっていたスタッフの表です。どちらも14名いました。これだけでは全体が分かりませんので、次は両作品共通のスタッフをご覧下さい。
『カビハンZ』、『すいこみ大作戦』共にスタッフリストに載った人・団体は69名でした。そしてどちらか一方にのみ関わったスタッフがお互い14名だったのです。
よって、69名中55名が両作品開発に携わっていたと言えますので、実は『カビハンZ』、『すいこみ大作戦』は約80%の共通スタッフと、約20%の専門スタッフによって作られていたのです。どちらの作品にもいなければならないハルデバッグチーム、マリオクラブ、プロデューサー群の計9名を除外しても、約77%の共通スタッフ、約23%の専門スタッフとなります。
つまり、『カビハンZ』『すいこみ大作戦』はお互いのスタッフが綿密に協力し合って生み出されたとも言えます。お互いのディレクター、東藤 由実と神山 達哉が別作のスペシャルサンクスで名を連ねるのも面白い現象です。勿論ディレクターが違いますからゲーム性や作品の雰囲気、プレイ感覚はジャンルの違いも相まってかなり異なっていますが、作業自体はほとんど同じスタッフによって行われたのです。
今後、『すいこみ大作戦』と『カービィハンターズZ』については色々語られると思いますが、スタッフという点ではこれだけ似ていたというのも一つの材料として頂けるとこちらは嬉しく思います。
*1:スタッフのネタバレを気にする人?知らない