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新しい対戦アクションとは何なのか妄想全開で予想する

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 2017年4月17日にNintendo Directが公開されました。そこで『星のカービィ』シリーズにおいて、ニンテンドー3DS向けの新しい対戦アクションが今年の冬発売予定と告知されました。これについては正直全く予想できませんでした。カービィハンターズやカービィの3Dチャレンジについてはリメイクされると判断していましたが、次回作はSwitchで出るとしか予想していなかったからです

dougin-1809.hatenablog.jp

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 予想が外れたことに関してはともかく、ここではDirectで放たれた「新しい対戦アクション」について予想してみたいと思います。なお、どうせ当たらないと思っているので妄想全開で書いています。

対戦アクションとハル研究所

 まずは「対戦アクション」で何が想像できるかを考えてみましょう。wikipediaには同名の記事が存在しますのでそこから特徴の部分を引用します。

  •  近付いての攻撃もあるが主な攻撃手段ではなく、飛び道具系必殺技やアイテムでも攻撃可能。
  • ガード方法が特殊またはそもそもガードというシステムが無い。
  • ステージ自体に仕掛け(ベルトコンベアや落とし穴など)がある。
  • アイテムが使用可能。
  • バトルステージや出現アイテムなど、プレイヤーの指定できない要素が対戦する度に変化する。このランダム性により、攻略のためには臨機応変な戦略が必要となる。
  • 3人以上の多人数プレイが可能。一般に3人以上で争う場合、たとえ各人の実力に結構差があったとしても、どのプレイヤー同士が協力・敵対し合うか次第で誰にでも(例えば漁夫の利のような形での)勝機があるため、実力差がもろに現れがちな2人での対戦より盛り上がりやすい。このタイプのゲーム(ないしゲームモード)はパーティーゲームとしてプレイされることが多い。
出典:対戦アクションゲーム - Wikipedia

これに当たる作品としては、所謂格闘ゲームもそうですが、任天堂では『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズが有名です。文だけでなくgoogle画像検索による「対戦アクション」の検索結果も出しましょう。

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出典:対戦アクション - Google 検索

ゲームで最も普及しているジャンルに対戦機能を付けた作品と考えるとキリが無いほど挙げられます。しかしハル研究所はこういった対戦アクションをメインにしたゲームは近年出してきませんでした。*1特にネット対戦機能については殆どノータッチでした。ですから、そんな会社が対戦アクションを製作中という情報にはとても驚きました。我が目と耳を疑うレベルで。

何が出るのか?

 何が出るかを具体的に予想してみると4月17日時点の結論としては

 

「山梨を中心としたスタッフで作る

 ロボボを利用した対戦アクションゲーム」

 

と思っています。これには「そうならない方がおかしい」という受動的な1つ「そうあるべきだ」という能動的な2つエビデンスとして脆弱な1つ合計4つの根拠があります。

  1. 使い回しは避けられない(受動)
  2. 既存の作品に何かを足す姿勢(能動)
  3. ロボボは大きく重いアクションが主体(能動)
  4. ねんどろいどロボボ(脆弱)

では、それぞれ解説していきます。

使い回しは避けられない

 まず3DSで作成する場合、経験は『TDX』『ロボプラ』と生み出してきた山梨開発センターの方があります。ですので山梨開発センターで制作した方が効率的です。しかしその場合『みんなで!カービィハンターズZ』や『カービィのすいこみ大作戦』と一緒に開発しなければならない点が問題となります。ですので前作の『ロボプラ』の要素を利用したゲームにならざるを得ません。『TDX』については『みんなで!カービィハンターズZ』で様々な要素を扱ったのでまた利用するとは考えにくいです。

既存の作品に何かを足す姿勢

 先程『ロボプラ』の要素を使い回すしか手がないと申し上げましたが、これには「そうであるべき」と言える根拠もあります。4月13日に発売した『みんなで!カービィハンターズZ』は『TDX』のファンタジーのような世界観にRPGを足すゲームデザインでしたが、このように「元からある作品の一要素に別のジャンルを融合させて別のゲームを作る」が『ロボプラ』にも適用されると私は予想しています。ではその中で対戦アクションと相性の良い要素は何なのかと言いますと、それがロボボアーマーなのです。

ロボボは大きく重いアクションが主体

 ロボボアーマーのアクションは強力ですが多くの技はかなりの隙があります。*2この「強力だが隙が大きい」部分は対戦アクションに落とし込む際に良いベースになっていると考えています。何故なら攻撃が失敗、弾かれた場合には多大なリスクになり、適当に技を出していてはどうにもならず、自然と読み合いが成立するからです。ただ『ARMS』のゲームデザインと似ている気がしますが…

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ARMSでは軽々しくパンチを繰り出していると、隙をどんどん生み出していく

ともかく、ロボボアーマーはパラソルモード(ヘリコプター)とジェットモード(戦闘機)を利用した三次元的な動きもできますし、背中のブースターを駆使した緊急回避なども表現として開拓できそうです。また、大きく重いアクションの場合は処理落ちでゲームスピードが落ちてもゲームとして成立しそうだと思っています。

ねんどろいどロボボ

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 最後に、エビデンスとしては確立しえないが興味深いネタを出してこの記事を終わりにします。ねんどろいどやfigmaを販売する会社、グッドスマイルカンパニーは現在グッドスマイルアームズシリーズ、GSAの商品として「GSA カービィ&ロボボアーマー」を企画しております。

whl4u.jp

『星のカービィ』シリーズではこのような可動フィギュアとして「ねんどろいど カービィ」「ねんどろいど メタナイト」が販売、「ねんどろいど アイスカービィ」が企画されていますが、その中に入るロボボアーマーは当時最新作のカービィの相棒でもあったと言っても異質な存在です。わざわざフィギュア化するとなると、今後なんらかの展開があっても変ではない…と思っています。

 

以上4つの根拠を持って私は新しい対戦アクションは

 

「山梨を中心としたスタッフで作る

 ロボボを利用した対戦アクションゲーム」

 

と予想しています。二度目ですが妄想全開の論理です。ご了承ください。ただどんな形であれネット対戦機能はあると思います…流石にないとは思えないです。

*1:対戦機能だけなら『Wii』のサブゲームにも存在しています。

*2:カッターモードのウォーキング・ソーは移動できながら刃を出せますので何らかの調整が必要だと思いますが。